こんにちは。習慣と思考のサクセスパートナー、檜垣孝司です。
今日はビジョンがなぜ必要と言われるか考えたいと思います。

平たく言うと、将来の夢とでもいうものになるこのビジョンですが、多くの人は自分自身のビジョンをちゃんと考えを深化させ、言語化できている人は少ないのではないでしょうか。


(1)そもそもビジョンとは何なのか
 ビジョンとはミッションを果たしていった結果見えてくる景色です。そしてミッションとは、私はなりの解釈ですが、皆さんが「使命感をもってやること」とでも言っておきましょう。もう少し詳しく言うと、皆さんの事業は、何らかの形で顧客の課題や問題を解決するために行っているはずです。顧客は自分自身の生活や事業に何らかの課題、問題がありそれを解決するために、皆さんの商品やサービスを購入するわけです。そこで、皆さんが顧客の課題、問題をどのように解決し、顧客がどのような価値を受け取るのか、その具体的内容を私はミッションと呼んでいます。
 このミッションを果たしていく中で、商品、サービスが市場に受け入れられ、会社は業績を伸ばしていくわけですが、その結果、それまで見えていなかった景色が見えてきます。例えば、本当に顧客に提供したい商品、サービスであったり、以前では考えられないような売上規模であったり、人脈であったり、顧客からの評価であったり、そういうミッションを果たしていった結果として手に入れたいものをビジョンと私は呼んでいます。

(2)ビジョンが必要な理由
@モチベーションを高めるため
例えばダイエット一つとっても、取り組みはするが続かない人ってよくありますよね。そういう方はいろいろなダイエット方法を試されたりするわけですが、その方にとって一番大切なのは、おそらく、「どうやせるか」(方法)ではなく、「なぜやせるか」(意義)を高いレベルで意識できていないからではないでしょうか。
A事業を安定的に続けていくため
@の結果として出てくる効果ですが、目指すべき未来が明確で仕事に対する意識が高い状態が継続すると、例えば時代の変化を適時にとらえて対応したりしやすくなり、事業が陳腐化していくことが少なくなります。
 
 とはいえ、
 
 将来の「ビジョン?そんなの特にないなぁ」という方が多いのではないでしょうか。しかし、そういう方もほとんどの場合、ビジョンはあります。では、どうしてビジョンと言われると、「ん〜、とりあえず、今よりお金が儲かったらいいかなぁ」ぐらいの答えになってしまうのでしょうか。

(3)ビジョンがはっきりと描けない原因
これも色々なものがありますが、私が過去の自分の経験等も踏まえてよくありがちなパターンを書くとこんな感じになります。

@ビジョンがなくても働くことはできるから。
とりあえず、仕事が舞い込んできていると、毎日が忙しく過ぎていきます。その結果、ビジョンがなくても「仕事」はできます。そしてお金も入ってきます。何らかの事情で仕事が結構入ってきて、調子よく行っている間はミッションとかビジョンをそれほど深く考えなくても、やっていけるのが現実です。

Aビジョンがあるから業績が良くなるという直接の因果関係が 見えないから。
確かに、ビジョンを明確にしたらといって仕事が入ってくるわけではありません。しかし、そもそもビジョンは仕事をとるための手段、方法ではなく、簡単に妥協せず、もうひと踏ん張り、もう二踏ん張りをきかせるための動機になるものです。

B将来予測と混同している。
ビジョンとは、皆さんが主体性を発揮して手に入れようとする未来であり、経済評論家のような未来予想とは異なります。

C「できるかどうか」を考えてしまう。
「今の力では難しい」という言葉もよく聞かれますが、では、その難しいことを少しでも前に進めるには何が必要でしょうか。何もテレビで取り上げられるほどの超ド短期で目覚ましい成果を出す必要はありません。まずは一歩でいいので、今の自分を超えることを積み上げましょう。

(4)ビジョンを描くには
@ビジョンを構築する
ビジョンはすぐにはできません。頭の中にあるものを整理して言葉にしていくことで徐々に見えてきます。大切にしている価値感、どんな時に仕事の楽しさを感じられるか、プライベートではどんな生活をしていたいか、などを一つ一つ考え、自分の意思を決めていく作業が必要です。

Aビジョンを育てる
ビジョンは植物と同じだと私は感じています。毎日世話をし、水をあげることで草花は大きくなります。それと同じように、毎日毎日自らのビジョンをしっかりと見つめなおし(世話)、ビジョン達成後の自分の姿をイメージすることを繰り返していく(水やり)ことで「時々思う」が「いつも思う」に変わり、「いつも思う」が「いつも非常に強く思う」変わっていきます。
そういう時間を全く持たずに、日々の忙しさの中に埋没してしまうと、ビジョンはだんだん枯れていきます。

皆さんがワクワクするようなビジョンを描かれて、豊かな生活を送られることを願っております。